お茶壷様お通り

「奈良井宿場祭」に行ってきました。

奈良井宿・・何回も行ったなあ

往時の中山道の宿場が、そのまま残っているような場所

最近では外国人観光客のみなさまにも大人気だとか🙂

このお祭りの最大のイベントは「お茶壷道中」

私も知らなかったのですが、江戸時代に京都から将軍様に献上するお茶を運ぶのに、

たいそうな行列になって運んだそうなのです。

その行列が「お茶壷道中」と呼称されていて、宿場祭でその様子を再現するのだとか・・

み、みてえ💖

 

行列の出発地の「長泉寺」

おっ すでに人だかりができてるなあ・・

 

おお まるで時代劇のロケみたいだ

ふむふむ あの旗を先頭にして行列が進むのだな

 

行列の出発です❗️

 

この手の行列というと、まあオジサマがやられているのかと思っていましたがさにあらず

後で知ったところによると、地元の中学生のみなさんが担当されているのだとか

かわいいなあ💞

 

これですね

これが、おそれおおくも将軍様へ献上されるお茶が入っている壺

この壺を京都から江戸に運ぶための大行列

 

むむ? 行列の後に新たな行列が!!

都留市? 山梨県の都留市かっ!

 

すごいすごい こちらの行列も若者多数

へええ これはどういうことだろう?

そう思っていましたら、案内人の方がチラシを配っていたのでいただきました。

これです👇

 

なるほど!

元禄時代までお茶壷道中は京都→中山道→甲州街道と進み、

富士山麓の都留市でいったん中断

そこの蔵で富士山の冷気にあてて熟成後、夏を過ぎてから江戸に運ばれたというのです。

それで都留市かあ

後で調べたら、都留市は都留市でお茶壷道中をやっているそうなので、

今回の奈良井出演は応援ということなんだろうな・・

それでこのチラシを熟読するとなんと!!

お茶壷道中の権威はすざましく、大名行列はもちろん御三家の行列であっても

お茶壷道中に出くわしたら、駕籠から降りて道を譲らなければならなかったそうなのです😬

そして最盛期には百個のお茶壷を運ぶのに、

千人の関係者で行列を作っていたというからこれは只事ではない😲

お茶を運ぶのに1,000人ですからね

待てよ? 中山道から甲州街道というと当然、諏訪も通ったんだよな

”お茶壷道中の伝説” 聞いたことがない

”中山道のオアシス” といえば下諏訪宿

浅田次郎先生の「一路」という本がやたらと面白かったのですが、

その本で紹介されていたのが中山道の道中

難路の木曽路を超えた後に待っているのが、道中最大の難所=和田峠

その間の下諏訪宿で温泉に入り、さくら肉(馬肉)を食べるのが

旅人の最大の楽しみだったとか

当然、お茶壷様も下諏訪宿でお休みになったんだろうな・・

 

宿場はずれの神社で行列は折り返します

 

宿場の中を行列が通ります

ううん 当時がしのばれる光景ですなあ

 

いやあ お茶壷様を運ぶ女衆が華やかですなあ💖

壺、重くね? それな! ⇒ ”GALが運ぶお茶壷” オジさんの想像です

 

さようなら お茶壷様

楽しかった 実に見ごたえがありました👍

 

駐車場に向かうのに脇道を通っていましたら、小路の向こうにお茶壷様が通過中

それにしても行列を担当した若者のみなさん

練習とか、衣装合わせとか大変だったでしょう

楽しませてくれてありがとう🙏            小松 明