男浪のマンホ-ル

善光寺の御開帳に行った時、少し足を伸ばして小布施に行ってきました。

かなり前に当社お客様を交えての日帰り旅行で訪れた「岩松院」というお寺を

ゆっくり見たかったのです💓

 

いかにも ”山寺” という風情があるお寺

しかしこのお寺を一躍有名にしているのが・・

 

ポスタ-が貼ってありましたね

葛飾北斎晩年の傑作「八方睨み鳳凰図」

最近NTTさんのCMで紹介されています。

 

小布施文化観光協会ガイドブックより写真をお借りしました。

葛飾北斎は晩年の多くを小布施で過ごしました。

そして89歳の時、晩年最大の作品と言われているこの絵を描き上げたのです。

岩松院大間の天井画 畳21畳の大きさ

”八方睨み” の名のとおり、どこに場所を移しても見られている気がするんですよ🙄

この日はお寺の方の説明をゆっくり聞いて、鳳凰図を心ゆくまで堪能しました🥰

説明を聞いていて驚く事がたくさんあるのですが、なんといってもこの色!

塗り替えは一度も行っていないんですよ😮

制作されてから174年経過してもこの鮮やかさ

すげえなあ・・

 

境内にありました掲示板

んん? ”人間の値打ちはまず足下から光る脚下照顧” ⇒ ”脚下照顧” とはどういう意味だ?

調べました

「脚下照顧」(きゃっかしょうこ)

他人にとやかく言う前に、まず自分自身を見つめ直せ

自分の本性をよく見つめよ まず自分の足元を見て自分のことをよく反省すべき

ううん・・ 染みるなあ こんな言葉もあったのですね

 

さて、お寺を後にして街中を歩いていたら・・

 

デザインマンホ-ルを発見!

しかしこれはいったいなんの図柄なのか? さっぱりわからん😭

しかしその答えは「北斎館」という場所に行った後、わかりましたよ

 

またまた小布施文化観光協会ガイドブックより写真をお借りしました。

これは北斎館にも展示してあった屋台の天井絵で「怒涛」(男浪)といいます。

これを見た後 ❗ ときましたよ

街中で見かけたデザインマンホ-ル

こやつを見る角度を変えてみましょう・・

 

おわかりでしょうか?

そうなんです 向きを変えて見たら ”男浪” になるんですよ👍

なるほどね これは北斎の絵を知らなければわからない

逆を言えば北斎が好きな人にはたまらない一品

ぜひカラ-版がみたい

 

資料画像

あまりにも有名な「富嶽三十六景」の中の一枚

海外ではこの絵のことを 「The Great Wave」と言うそうです🌊

そしたら思いがけず見つけました!

 

資料画像

富嶽三十六景の中には「信州諏訪湖」があったんですね!

知らなかった・・ いやあお恥ずかしい

塩嶺峠から見た諏訪湖

当時の高島城は文字通り ”諏訪の浮き城” でしたなあ🧫        小松 明