神の御座す土地

新幹線開業前の昭和39年9月

長距離列車の充実ぶりが素晴らしい :::ico76:::

その筆頭ともいうべき列車が :::ico95:::

東京発14:35発 急行「高千穂」

終点の西鹿児島到着は19:50

なんだ 5時間ばかりで到着じゃないか と思わないでください

西鹿児島到着は ”翌日の” 19:50 つまり所要時間は29時間15分 :::ico45:::

まだ終点に到着する前に翌日に同じ列車が東京駅を出発するという、

現代では考えられない壮大なスケ一ルの話ではないですか :::ico75:::

九州の鉄道は関門海峡を渡って北九州市の小倉から分かれます

九州の東側 小倉 :::ico113::: 大分 :::ico113::: 宮崎 :::ico113::: 鹿児島 を通るル一トが「日豊本線」

九州の西側 小倉 :::ico113::: 博多 :::ico113::: 熊本 :::ico113::: 鹿児島 を通るル一トが「鹿児島本線」

急行「高千穂」は日豊本線経由

その他に鹿児島本線経由で ”24時間超え” の列車が2本あったんですよ 😯

東京9:18発 急行「桜島」 西鹿児島到着は翌日の12:33 所要27時間15分 :::ico17:::

東京11:00発 急行「霧島」 西鹿児島到着は翌日の13:35 所要26時間35分 :::ico17:::

さらに「霧島」と「高千穂」には食堂車に寝台車も連結されていましたから、

素晴らしく優雅な鉄道旅行が楽しめたことでしょう :::ico7:::

ああ・・ 60年前に行ってみてえ :::ico45:::

ちなみに当時の ”最長距離普通列車” も調べました :::ico95:::

大坂21:32発 八代行 八代到着は翌日の20:30 所要時間約23時間 :::ico17:::

八代は熊本の少し南側にある都市です

上野発青森行の普通列車もすごいですが、こちらの方が少しだけ上でしたな

これには寝台も食堂車もなし

これらの列車 普通に乗りとおした人いたのか ❓  ううん・・

需要があったから運行していたんだよな

東京に住む鹿児島出身の人 :::ico95:::

”いつも帰省する時は霧島か高千穂か桜島ですよ”

大坂に住む熊本出身の人 :::ico95:::

”いつも帰省する時は夜行の八代行ですよ”

こんな会話がされていたのか 💡

ああ・・ 60年前に行ってみてえ :::ico45:::

 

茨城県に「神栖市」(かみすし)という場所があります。

最近、土木部の社員数名がここで工事があり、出張してきたのです。

最初に宿の手配を依頼されたのですが かみす・・・

神栖のみなさま すみません :::ico158:::

どこなのか全くわかりませんでした :::ico9:::

 

この地図でいくと、銚子と鹿島の間 茨城県の一番南東

海と利根川にはさまれた、ナイフのような形をしている部分が神栖市だったのです :::ico17:::

いやここねえ・・

鉄っちゃんは時刻表を眺めて日本の土地名を覚えます。

列車の行先とか駅名で覚えるんですね

なので日本の地理にはかなり詳しいとの自負があったんですが、

今回はそんな鉄っちゃんの弱点が露呈されてしまいました :::ico32:::

つまり ”鉄道が通っていない土地のことはよくわからない”

神栖市は鉄道の路線がまったく通ってないのです 💡

いやしかし おそらく神栖のみなさまも「長野県諏訪市」

と言われてもよくわからないのでは・・

そういうわけで ”おあいこ様” とさせてください :::ico80:::

しかし知らない場所とは興味を引かれるもの

そもそもなんで「神栖」という地名なのか・・

調べたら、なんとなくわかりましたよ ❗

 

神栖市には「息栖(いきす)神社」という神社があります。

鹿島神宮、香取神宮と合わせて「東国三社」と呼ばれているそうです。

上の画像は息栖神社のパンフレット画像なのですが、素晴らしく歴史があり立派な神社ですなあ :::ico24:::

この神社の存在があって、この地方は古くから ”神の御座す土地” と言われていたのです。

そう もうおわかりでしょう

”神の御座す土地と息栖神社” 「神栖」ですよ :::ico5:::

うんうん まずそういうことだろうな

神栖市は海と川にはさまれた、いわば ”水の都”

 

この画像は「広報かみす」の表紙画像なのですが、この壁面がすごい 😯

神栖市の南海浜護岸にあるこの白い壁面には、

多くの人によって描かれてきた壁画が連なっているそうなのです ❗

題して「千人画廊」

最近ではSNSでも話題の撮影スポットなのだとか

いやすごいなあ ”潮風を感じる屋外美術館”

本当に千人分の絵が描かれているなら・・

到底一日で見るのは無理ですな いやすごい :::ico24:::

ところで、この神栖市へ出張工事に行った社員の一人

土木部のI上君にはあるミッションを託しました。

”神栖市のデザインマンホ一ルの写真を撮ってきてくれ” :::ico75:::

諏訪から5時間かけて移動をして、工事をしつつマンホ一ルをさがす・・

これは ”ミッション インポッシブル” かな

と思ったのですが、そこは私が見こんだ敏腕エ一ジェント :::ico4:::

 

見事 ミッションクリア一 :::ico27:::

これからはI上君のことを ”ハント君” と呼んでしまうかもしれません(わかる人にはわかる)

神栖市のデザインマンホ一ル

「横浜マリンタワ一」か と思えるタワ一は神栖の名所 :::ico113::: 「港公園」にあるタワ一ですね

(名前はあるのかな・・)

海と工業地帯がデザインされた、素晴らしい一品です :::ico35:::

I上・いやハント君

次のミッションはこれのカラ一版の撮影だっ

なに ❓ 工事はもう終了なのかっ

ああ ”幻のミッション” となってしまった :::ico88:::            小松 明