今日は「鏡開き」なので、朝食にお汁粉を食べました。
それでまた悪いクセで、妙なことが気になりました。
お正月のお供えのあの二段重ねの丸餅のことを、なぜ ”鏡餅” というのだろう ❓
それで、それを食べることをなぜ ”開く” と言うのだろう・・
妻に聞いたら、まったく相手にされず ”自分で調べれば” :::ico88:::
そして調べたら、この一連の疑問には、日本古来の武士の伝統が関係していたのです 💡
江戸時代の武家においては、お正月に鎧などの具足に供える ”具足餅” また女性が
鏡台に供える ”鏡餅” があって、これを新年の11日に下げて、お雑煮などにして
食べる風習があったんですね・・
この風習が現代に受け継がれているというわけです。
また武家社会では切腹を連想させる言葉は ”忌み言葉” とされていたので、
餅を「切る」とか「割る」とか言わずに「開く」という言葉を使ったのです。
「開く」時には刃物を使わずに、手や木槌を使ったそうですよ :::ico45:::
(鏡開きの時に刃物は使わない方がよいということは、ふつうの人は知っていると
妻から言われましたが、そうかなあ・・)
つまり :::ico113::: 「鏡台にお供えをしてあったお餅を切って食べる」ことを、武家社会の風習に
基づいて言い直すと ”鏡餅を開く” :::ico113::: ”鏡開き” になるというわけですね ❗
また、何かのお祝い事の時に酒樽を割って、振舞い酒をするじゃないですか。
あれもよく ”鏡割り” と言われますが、”割り” ではなく ”開き” を使った方がいいみたいですよ。
この場合の ”鏡” は、樽のふたが丸くて平らな形から鏡のように見えるので、”鏡” と言われる
そうです。
変なことが気になるのは私の性分なんですが、こうやって調べると勉強になりますわ :::ico87:::
日本には武士のDNAがしっかりと受け継がれていますなあ :::ico83:::
今冬の諏訪地域は雪がほとんど降っていませんが、お正月の2日の朝起きたら、結構
積もっていたんですよ。
この日が今シ一ズンの「雪かき開幕戦」 :::ico17:::
朝、所要があったついでに高島城に寄ってみたら、”白い世界” になっていました。
誰もいません・・
天守閣前には立派な門松があって、雪をかぶっていました。
冠木橋に出てみると、石垣とお堀が真っ白 😯
つまりお堀は結氷しているんですね。
諏訪湖に行ってみると、周りの山々の雪景色がきれいです :::ico7:::
”諏訪の冬景色” ですね :::ico35:::
カモが飛んでいく向こうに、雪化粧をした山々が広がります。
この雪はまたたく間に溶けました :::ico32::: 小松 明