お宅訪問リポート Case2
陽の家(はるのいえ)
街中に住みながらリゾートを楽しむ家
街中に住みながらリゾートを楽しむ家
それまで駒ヶ根や諏訪の官舎住まいをしておられた酒井様ご家族。
お子様が誕生したことを機に、諏訪湖の近くで、ご主人が趣味の自転車を走らせることのできる “ 絶好のロケーション ” の土地を購入され、家づくりの計画を始められました。
いろんな住宅メーカーに相談をされたそうですが、予算オーバーになったり、奥様のご希望の珪藻土の壁も「トイレだけなら・・・」と言われたり、設計もどうもしっくりこなかったりと、なかなか思うような家づくりができずに悩んでおられました。
そんなある時、以前から知り合いだった弊社営業マンへ思い切って相談してくださいました。
酒井様「私の考え間違ってる?予算が少ないのかな?」
細谷「とんでもない、十分ですよ」
そうして、建築家の吉川先生の設計をもとに、酒井様の新たな家づくりの物語がスタートしました。
知恵とアイデア、そして何よりも家づくりへの情熱で、住宅メーカーでは不可能だった事が次々と実現していきました。
コンセプトは、素晴らしいロケーションを最大限に生かした「街中に住みながらリゾートを楽しむ家」
機能的でありながら、遊び心も十分取り入れ、光を浴び、風を感じ、子どもたちと遊ぶことのできる家・・・その名も「陽の家」が誕生しました。
趣きのある玄関アプローチ。
玄関扉を開けた先のゆったりとしたホールには、ご主人のお気に入りの自転車が置かれています。
開放感のある吹き抜けがとても気持ちのよいリビングからは、デッキ・庭が続いています。
他では無理だといわれた事が次々と実現
奥様に住まい感をお訊ねしました。
—実際にお住まいになられてみてのご感想をお聞かせください―
「3年になるんですけれど、とても快適なんです。今年の夏は暑かったのですけれど、家の玄関扉を開け家に入るとヒヤーッと涼しいんですね。逆に、冬はすごく暖かいですね。使用する暖房は薪ストーブ一台だけです。床暖房も入っているんですけれど滅多に使わないですね。おかげで電気代もかからないですし、薪も思ったより減らないです。(薪は奥様の実家のりんご畑より調達します)アレルギー体質なので、念願だった珪藻土の壁は麻の入ったものを使用しています。他では無理だと言われた事が次々と実現して、それ以上のものができて、渋崎さんにお願いして本当に良かったです。」
住宅完成後、当初候補に挙がっていた他住宅メーカーの方も訪れ、その出来栄えに「これなら私のところが負けても仕方ありません」と感心していったそうです。
また、何人かの人が「ぜひ家を見せてくれ」と突然訪れた事もあるそうです。
奥様のご希望で設置した足湯には、近所の子供たちも入りにきて、とても賑やかなようです。
自然が大好きで、何よりも環境のことを考えておられるご主人の想いで、屋根いっぱいに太陽光発電も搭載しました。
最後に、渋崎建設のアフターメンテナンスについてもお伺いしました。
「ちょっと電話するとすぐに来てくれますし、何かあったら徹底的に直してくれるので、とてもありがたいし、頼りにしています。年末は窓を拭きにお掃除隊が来てくれましたよ。」
お子様の成長もしっかりと刻まれた、街の中に住みながらリゾートを楽しめる家。
酒井様、吉川先生、渋崎建設、みんなで考えて、みんなで一生懸命作った家だからこそ、10年後、20年後、ますます愛着の持てる家になっていくことでしょう。
建築家から一言
私は長く住んでいただける家が良い家だと思います。家の寿命は物理的性能よりも、家を建てるときどれだけ愛情を込めて作ったか、またどれだけ愛着をもって住んでいるか、それが良い家の最大の条件だと思います。計画の段階でゆっくりと時間をかけ、将来の生活設計を考えて、工事にもできるところは参加してみましょう。同じ家に長く住み続けていることを自慢できる社会になるといいですね。
現場代理人から一言
お客様からいただいた豊富な経験を生かし、今の現場を最高の仕上がりにすることを心がけています。
テーマ | 陽<はる>の家 |
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所在地 | 下諏訪町 |
家族構成 | ご夫婦、お子様 |
延床面積 | 181.69 m2 |
敷地面積 | 330.58 m2 |
設計 | 諏訪n設計企画 一級建築士 吉川 一久 |
構造形式 | 木造2階建て |
主な外部の仕上げ
屋根 | カラーガルバリウム鋼板横葺き |
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軒天井 | 杉板天井 |
外壁 | ジョリパット塗り |
腰板 | ガルバリウム(角波加工)張り |
主な内部の仕上げ
天井 | 杉板張り |
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壁 | 珪藻土塗り |
床 | 無垢フローリング |
その他 | 断熱材:ネオマフォーム、断熱アルミサッシ、薪ストーブ |