昨日の地元紙紙面で報道されていましたが、
14日夜から15日朝にかけて、諏訪大社下社春宮で「筒粥神事」がおこなわれました。
なんとなくそのような神事が毎年行われているのは知っていましたが、
今朝、会社にて・・
諏訪大社の総代をやっているお方から、これを見せていただいたのです↑
何だこれは? そう思い、今朝の新聞を改めて熟読・・
おお まったく同じ内容のものが紹介されているなあ
これは「筒粥神事」により占われた今年の農作物の出来具合
そもそも「筒粥神事」とはなんだ?
不肖小松の解読結果をお示ししましょう
「筒粥神事」の流れ
場所は諏訪大社下社春宮にある「筒粥殿」
①14日、夜8時頃から火入れの神事を行う⇒いろりに火をおこす
②その後、神職8名でいろりの上に設置されたお釜を囲む
③お釜には白米、小豆、水を入れる
④その中に束ねた長さ18cmほどに切ったヨシの茎44本を入れる
(不肖小松の推理だと、44本とは今年の作況を占う農作物43本と世の中の良しあしを見る1本で、
個別に目印などかついているのではないか)
⑤この状態で一晩かけてかゆをゆで上げる
(ううん・・神職のみなさまは徹夜で釜を囲むのか あるいは火の番をする人を残して交代で寝るのか
まあ神事だから全員で徹夜するんでしょうな しかしその場合、会話とかしていいのかなあ・・
全員無言で朝まで釜を囲む=これはきつい😣
いや待てよ・・
だいたいかゆをゆで上げるのに普通は一晩もかからない 早くゆであがってもまずいよなあ
火加減をロ-ソクなみにして時間を調整・・ううん どうしているのだろう?)
⑥さまざまな疑問はともかく、15日の早朝にゆであがったお粥から44本のヨシを引き上げる
⑦引き上げたヨシを一本づつ小刀で割り、かゆの入り具合や、かゆの出来具合で
農作物と世の中の良しあしを見る
(かゆの入り具合・・ヨシの中に目印の線がついているわけでもないのに、どうやって見るんだろう・・
かゆが入っている長さとか測るのかなあ・・
まあ歴史を重ねているので ”基準表” みたいなものがあるのか?)
まあ、こんな流れの神事なんですね
農作物なんか全体でどうか? と見るのではなく、43品目に細分化しているのがすごい❗️
それで最初にこの目録を見た時、「一番肝心な米がないじゃないか!」と思ったのですが、さにあらず
よおく見ると ”米” ではなく ”稲” それも
「早稲」=早い時期に実る稲 「中手稲」=中間期に実る稲 「晩稲」=遅い時期に実る稲
「餅稲」=もち米です 「陸稲」=畑で作る稲
なんと五種類に細分化されていたのです!!
今年の結果は農作物43品目中、「上」「中」合わせて41品目
おお 95%の農作物は出来が良い💖
残念ながら「下」がついてしまったのは、トウガラシと秋大根
夏大根も「中下」かあ・・ 大根農家さん がんばって下さい✨
ところで、炊きあがったお粥・・
どうするのかなあ 食べる? いや神前にお供えをした後、捨てる?
どうするんだろう・・ 小松 明