昨年は皆様に大変お世話になりありがとうございました、無事一年過させていただきましたのも、お客様、社員、協力業者様皆様のお蔭と感謝申し上げます。
本年も、お客様と地域社会のため建設業サービス業のプロとして精進する1年としたいと思います。
よろしくお願い致します。
さて、本年も元旦に早起きして自宅から初日の出を拝観しました。
日の出前雲があり心配しましたが無事今年も美しい初日の出となり、社員、家族の健康と今年も良い年となるよう祈念しました。
日の出前 富士山が見えました
初日の出が拝観できました
今月の読書
「ノースライト」 横山秀夫 新潮社
昔から大好きなミステリー作家の作品です。
「64」から6年ぶりの新作が出たので昨年秋購入していたのですが、やっと時間が取れ年末年始に一気読みをしてしまいました。
この作家は過去に「半落ち」「動機」「クライマーズハイ」など読書後に深い感動があるすばらしい物語を執筆しています。
今回の物語は建築士事務所に勤務する青野一級建築士を語り手に、普段の警察小説とは違うミステリーです。
バブル崩壊、家庭の崩壊で自暴自棄だった才能ある青野が再起して設計したY邸が建築家賞を取り、建築雑誌に載るも、依頼者が失踪、中に残されたブルーノタクトのチェアが一脚残されたところから物語は始まります。
その謎を追いかけるなか、青野の過去、設計事務所コンペにまつわる事件、タウトの家具など人間ドラマと青野の生き方がクロスして物語の謎が解明されます。
今回もミステリーの醍醐味だけでなく、人の生き方に深い感動を受けました。
Y邸は軽井沢信濃追分の設定で、設計事務所と工務店の絡み、建築設計コンペの準備に関わるくだりは、私達も経験知としてあるので、相当この業界を取材して執筆したことと思います。
業界人としても楽しめました。次回作を期待したいと思います。