4月に入り暖かな日が続き、春らしい季節となってきました。桜の開花も諏訪は4月17日くらいの予想のようで今週には桜咲くのニュースが聞けそうです。
さて、3月の東北太平洋沖地震での被害が明らかになりつつありますが、TV報道等を観ますと復興のために産業廃棄物処理業や建設業は本当に地域に必要とされている産業と改めて認識しました。3月は弊社でも、お客様の工場が東北で被災し応急的な復旧工事に1週間近く職人さんと応援に行ってきました。又山梨県のお客様には計画停電の対応で、発電機の手配などさせて頂きました。担当者にはそれぞれ苦労して頂きましたが(東北は車で片道13時間かかりました)お客様の繁栄のためという弊社経営理念の実践ができたこと本当にうれしく思います。お客様がいなければ私達の仕事も成り立たないことも改めて感じた出来事でした。
3月は弊社施工の諏訪市茅野市衛生組合発注の新し尿処理施設が竣工となりました。諏訪市上川にあった施設が諏訪湖畔の野球場の隣接地に新築移転しました。平成21年7月に着工し今年3月引渡しまで19ヶ月の長期の工事でしたが無事、無事故で完成し感謝状を戴きました。まわりの公園も整備されましたので、野球場や公園に行った際にはちょっと覗いてみてください。発注者様をはじめご協力頂いた全ての方々や地元区の皆様に感謝いたします。
また、3月には、霧が峰高原 ビバルデの丘 D様別荘新築工事の地鎮祭が行われました。将来定住を希望されているお客様で、大変喜んで頂きました。この場所からは、富士山や八ヶ岳が見えるため、完成後はすばらしい眺望と拝察します。
神事のあと、お客様と手長神社宮坂宮司とビバルデの丘管理事務所でお茶を頂きましたが、宮司よりここは「国見」の場所としてすばらしいとお客様と盛り上がりました。「国見」とは昔、殿様が自分の領地を高いところから眺め、「世の民は平穏に暮らしているかのう」とか言って国を案じていたという由来です。D様もお友達に「国見」に来ませんかと招待状を出したいと、楽しいひと時となりました。
3月は、多くの工事が終了し法人や個人のお客様に喜んでいただきました。私達の造った建築物や、土木構築物が末永く地域や個人の皆様に利用頂き喜んで頂ければと願っています。仕事をさせていただきありがとうございました。建設サービス業を更に極めたいと思う今日この頃です。
今月の読書
「ぶれない人」 小宮一慶 幻冬舎新書
コンサルタントの小宮さんは、現在ベストセラーを連発し、TVなどでも有名ですが、10年前位に、諏訪信金さんの講演会でお話を聞きすっかりファンになりました。当時は一部の経営者に知られていましたが今は全国区という感じです。
小宮さんの本は、いつも原理原則を語っています。本人は中国古典などを研究し、ボランティアでカンボジアに行くなど、人柄の暖かさや心の深さを感じます。
今回の本では、ぶれない為の正しい考え方や信念のある人になるためにといった、とても基本的なお話が多かったのですが、現在混沌とした状況の中で志を持ち、信念を貫いて仕事をしていくことの大切さを学びました。
本の中の一例ですが、ある老師の言葉で「経済は、人を幸せにする道具です。手段なのです。政治も同じです。目的は人を幸せにすることです。」と紹介しています。また、「会社やビジネスも同じで、良い商品や良いサービスを提供すると結果として売上げをお客様から頂き、社員さんにも還元でき会社に関わる全ての人が幸せになれる。」とあります。
弊社が今、良い商品・良いサービスを提供できているか? をしっかり考えていきたいと思います。