一年間ありがとうございました

平成25年も残すところあと1ヶ月となりました。

会社では、12月に入り年賀状の準備や新年挨拶まわりの名刺の作成が始まり、今年もあとわずかと思うところです。今年もいろいろなことがありましたが、私にとっては体調も良く良い年であったと思っています。

今月は新企画住宅「高品位住宅」の見学会や、「ホテルぬのはん」さんのイルミネーション工事の報告をしたいと思います。

11月16・17日の2日間 高品位住宅のお客様の家完成見学会を開催させていただきました。私も1日参加させていただきました。お客様のN様は諏訪市四賀赤沼区の便利の良い住宅地に平屋建てを希望され、弊社の地震に強く、冬暖かい高品位住宅を選んでいただきました。

当日は少し肌寒い日でしたが、室内は発泡ウレタンフォームの断熱のお陰でエアコンのみで暖かく快適でした。あと壁を天然珪藻土の塗り壁とし、フローリングと腰壁に無垢材を張り落ち着いた室内となりました。多くのお客様が来場され、ご好評をいただきました。一生に一度の買い物ですので完成済みの住宅を見学すると、購入判断をするのに非常に勉強になると思います。N様には見学会を開かせていただきありがとうございました。


当日のチラシです。


リビングです。

 

さて、珍しい仕事をさせていただきました。諏訪湖畔の「ホテルぬのはん」さんのイルミネーション設置工事です。私も夜見学しましたが、純和風旅館の日本庭園にマッチした感じで、ブルーと白の電飾がとても幻想的でした。LED球は省エネでもあるので、経済的にもリーズナブルかと思います。宿泊したお客様が喜ばれ、諏訪を訪れる観光客が増えることを期待したいと思います。

 

長野日報に載りました。

本年は弊社にとって民事再生終結という節目の年となりました。ご迷惑をかけた皆様には改めてお詫び申し上げます。ここまでこれましたのも、お客様、協力業者様、社員の他関係者皆様のお陰と感謝いたします。今後もお客様と地域社会に役立つ企業を目指して精進していきたいと思っています。一年間ありがとうございました。来年も宜しく御願いいたします。

6024枚の太陽光パネル

みなさん、こんにちは

朝の気温がマイナスを記録し始め、昨日も朝出社しようとしたところ、フロントガラスに霜がおりていました。

まわりの山々も、唐松の紅葉がきれいにまだら模様をつけ秋の深まりと冬の気配を感じています。

さて、今月は先日竣工しました「日新諏訪太陽光発電所」の竣工をお知らせします。 さる、10月31日霧が峰郊外で進めていました、1.6メガワット規模のメガソーラー施設が完成し、諏訪市長をはじめ来賓の皆様をお招きして竣工式が盛大に行われました。

弊社は、土地の造成工事とパネルを載せる架台の設置やまわりを囲むフェンス工事をお手伝いさせていただきました。

2年前より計画があり、着工までの間土地の所有権者や近隣の皆様との調整を地元業者として苦労しましたが、お客様も大変喜び、地権者の牧野組合様も土地の有効利用が図れ、300世帯分の電気を地域に供給できると、「三方良し」の事業になりました。

弊社も地域に貢献できた仕事とうれしく思います。6024枚ものパネルは壮大な景色となります。

春着工し10ヶ月間多くの皆様にご協力いただき無事竣工しましたことに重ねて感謝したいと思います。当日は、営業担当者、土木の現場代理人4名で参加させていただきました。

社員のみなさんにも感謝したいと思います。ご苦労様でした。

民事再生終結のお知らせと御礼

今月は弊社の民事再生終結のお知らせと御礼を申し上げたいと思います。

弊社は平成21年12月18日に民事再生を申立てし平成22年10月9日の長野地方裁判所再生計画認可決定以来、全社員が今いちどお客様・地域社会にお役にたてる仕事をしたいとの一念を持って日々仕事に励んでまいりました。

お陰様で再生計画の履行も順調に推移し、平成25年8月30日に第3回(最終)弁済を実施し再生計画に基づく全てが完了し、9月19日長野地方裁判所より再生手続終結の決定をいただくことができました。

このように、3年8ヶ月という期間で再生手続きの終結をみることができましたのも、お客様の暖かいご理解と社員及びお取引先様の協力があったからこそと重ねて御礼申し上げます。

民事再生は終結しましたが、皆様と地域社会にご迷惑をかけましたことは、消すことのできない事実です。この3年8ヶ月皆様のお陰で仕事を続けることができたことを肝に銘じ、皆様への感謝の気持ちを忘れず、経営理念である「渋崎建設はお客様と地域社会の繁栄の為に存在する」を実現すべく、社員と共に堅実経営を目指し精進していきたいと思います。

 

今回のお知らせをお客様、取引業者様に郵送したところ、多くの皆様より直接電話や手紙で激励していただき、感謝の気持ちと共に責任の重さを再認識しました。今後とも一層のご指導、ご愛顧を賜りますよう御願い申し上げます、ありがとうございました。

下諏訪町出身のすばらしい建築家

みなさまこんにちは。

今年もあっという間に半年が過ぎ7月に入りました。

いよいよ梅雨もあけて連日暑い毎日が続いています。

今月もアップが遅れてしまったのは7月中旬に弊社の情報誌”すわっこ通信”が発行されるため、まずそちらを優先して私は原稿を執筆していたためです。締め切りぎりぎりにならないとエンジンがかからないのは、小学校からでして・・・宿題とか夏休みの課題とか、大人になっても性格はかわらないのかと思う次第です。

さて、今月は下諏訪で育った建築家 伊東豊雄(とよお)さんについて少し書いてみたいと思います。

1993年(平成5年)弊社が施工した下諏訪町の赤彦記念館の設計者で興味をずっと持っていたのですが、たまたま東京の書店で本を見つけ、改めて他の作品や生い立ちを知ることが出来ました。最近では松本市のまつもと市民芸術館の設計でも有名です。

ご本人は昭和16年(日米開戦の年)韓国の京城(現ソウル)に生まれ、父親の郷里が下諏訪町だったことで、1歳半から中学まで今の高木に住んでいました。当時はしゃいな野球少年だったようですが、諏訪湖でスケートや水泳、魚とりなど、やんちゃな少年時代を過ごしたようです。特徴のある水平を大事にした建築は、諏訪湖上を毎日見ていたことで培われたのではないかと言われています。残念ながら小学校6年で父親を亡くし母、姉に援助をうけながら東京に出て行きます。


下諏訪町 少年時代のページ


現在のご本人

学生時代から相当の秀才だったようで、高校は都立日比谷高校へ進学、東京大学建築学科に入学し、多くの個性的な仲間達に出会い、建築の面白さにのめりこんでいったことがこの道に入るキッカケでした。卒業後菊竹清訓氏の事務所に入り、4年後に独立、1971年のアルミの家、中野本町の家1975、シルバーハット1984の家へ続いていきます。熊本県八代市博物館1991で注目され、下諏訪町の赤彦記念館1993、せんだいメディアパーク1995のコンペを勝ち取りました。



赤彦記念館(弊社施工 JV)   せんだいメディアパークの表紙

 

私の印象は、大型物件も非常に軽く感じるところです。なぜかと考えると、開放的な空間、ガラスやアルミを多用しているので、軽い建築にみえるのかと思います。コンセプトがよく練られているため、意図を感じます。

たしか赤彦記念館は、諏訪湖に浮かぶ船と、対岸からみた山と湖のつくる地形の流れを一体化、建築化したとのコメントでした。

そういえば対岸から見たとき、山と道路に調和して視線をさえぎらない、景観に溶け込んだそんな建物に見えます。

その後も、まつもと市民芸術館2004、TOD’S表参道ビル2004など話題の建物を建築し、今は世界でコンペの指名を受け、トーレスポルタ・フィラ スペインバルセロナ2010の作品を残しています。

どの作品も個性的なので、雨漏りの原因となる雨仕舞(壁屋根から水が入らない収まり)やコンクリート型枠の作成など施工業者の力量が必要となると思います。両者の協力があってはじめて良い建築になったと思います。

地元から世界に認められた建築家を輩出したことは誇らしいです。学生時代や修行時代を通じて寝ずに苦労されたことが、今の結果に繋がっていると改めて認識しました。才能もあると思いますが、ある量を超えて仕事をすることが、どの世界でも一流となる共通項と思います。ひるがえって自分を見つめるとまだまだ足らないということも自覚しました。

これからも、伊東豊雄さんに注目していきたいと思います。

今月は暑い日が続きそうです、ご自愛ください。


前に東京出張で撮ったTOD’S表参道ビル

外壁とガラスの収まりがすごい。

諏訪湖を安全に楽しんでいただきたいです

5月も終わり、梅雨入りしましたが、あまり雨も降らず連日晴れた日が続いています。

弊社の現場は工事の出来高が進みありがたいのですが、新聞等では農家のみなさんが水不足で困っているとの報道がありました。

今年は空梅雨でしょうか・・

 

さて、5月に諏訪湖畔桟橋の新築工事を請け負わせていただきましたので、ご紹介させていただきます。

今回の桟橋は、民間のお客様が運営していて、築15年と古く、一部杭や根太の腐りが生じていることもあり、安全上から新築をす

ることとなりました。

諏訪湖は専門的には一級河川(湖が河川というのもピンときませんが)で管理者は長野県となります。

よって河川区域内の工事なので、河川法の許可申請をして許可を受け工事に入ります。

湖上の工事は、杭打ち等の特殊工事をしながら、桟橋をつくっていきます。波に左右されながらクレーンを操作して杭を打設してい

くのは熟練の技があってこそと思います。

弊社は、諏訪湖の花火大会打上台施工や他の桟橋の補修工事など、湖上工事での多くの実績からお客様に指名をいただきました。

大変ありがたく、感謝いたしております。

工事監督は弊社土木部ベテランの土田さんです。昨年の花火打上台設置工事も担当し、今回も職長の山田さんと息のあった仕事

をしています。

職長の山田さんは、15年前にもこの桟橋新築工事に若手として参加した経験があり、感慨深いと話されていました。

暑い季節の炎天下の工事になります。熱中症に注意し安全第一で、無事工事を完成させていただきたいと思います。

諏訪を訪れる観光客の皆様に、安全に諏訪湖上を楽しんでいただけるよう、私達の仕事が少しでもお役に立てれば幸いです。

木杭を打設しています

桟橋のメイン通りです

天気が良く、暑い日でした

監督と職長さんです。暑い中、ご苦労様です。

首に掛けているのは最新の救命具です。

水中に転落など、いざという時には圧縮空気が膨らみます。